1984年製、リイシューではないオリジナルのホワイトフェイスRATです。
保存元箱と紙類も付いているので、コレクションにもおすすめです。

バッテリースナップ以外はパーツ変更点無いようです。
オペアンプはナショセミのLM308を搭載しています。(TI社製に変更になる前の物です)
裏蓋、ゴム足までオリジナルで揃っています。
シリアルから、ラージボックスからホワイトフェイスに切り替わって間も無い頃の個体です。

ローゲイン設定(ゼロ〜9時くらい)の音色が気に入る個体を好んで集めていたので、主観ではありますがこの個体からもその傾向を感じます。
ファズやODと組み合わせてブースター的に使用したり、極ローゲインで音色全体にエッセンスを加えるような用途でも素晴らしい効果が得られるのは、この時期のRATのポイントだと思います。
特にこの個体はローゲイン側の調整域が広めです。
他のRATで9時辺りまでのゲイン感が、この個体だとより浅いゲインから始まり10時辺りまでかけて変化していく印象です。

付属品は写真の通りです。
筐体表面は写真の通り若干の傷がありますが、リイシューと見間違うほど塗装箱は開閉で折り曲げる部分は劣化しているので、繰り返し使用すると切れる可能性が高いです。
コレクションとしてそのままの保管をおすすめします。
紙類は折り曲がりがあります。
保証書は、旧ロゴの物となっています。(ラージボックスから切り替わって間も無い時期のため)

年々入手しづらくなってきている良い時代のヴィンテージRAT、是非この機会にご検討ください。